先日、タカラスタンダードのホーロー浴槽を作っている工場を視察してきました。
当社は、タカラスタンダードのパートナーショップでもありますので、定期的に集まり、年1回は工場の視察にも行っております。
各メーカー、システム化された機械製造の中、タカラスタンダードの浴槽は、ほぼ手作業のハンドメイド浴槽だと言う事に驚かされました。
電気炉で溶かした鉄をリフトで運び、2人の作業員が浴槽の型に流し込み浴槽を作り上げます。
右の写真は、出来上がった鋳物の浴槽です。
因みに奥にある丸い浴槽は、五右衛門風呂になります。最近のアウトドアブームや旅館の部屋内露天風呂など、需要も増えているようです。
仕上がった鋳物浴槽に、ガラス質のホーロー層を作り上げていきます。浴槽の色となるガラス質の粉(釉薬)を満遍なくふりかけ、炉で焼き付けます。この作業を繰り返し行い、表面硬度が高く、傷に強いホーロー層が作り上げられます。
この鋳物ホーロー浴槽自体がお湯の温かさを蓄熱するので、お湯とダブルの温浴で、体の芯まで温めてくれます。
最後に浴槽の外側に断熱材を吹き付け、浴槽は完成となります。
様々な工程を機械に頼ることなく、ほぼ手作業で行い、これぞ日本の匠技と感じました。
製造過程も余すことなく見せていただいた事にも驚かされましたが、この技術や手間のかけ具合は、他の会社では到底まねの出来る事ではないと感じました。これぞ、「Japan Quality」って感じです。
全てではありませんが、シェラトンホテル・ハイアットホテル・マリオットホテル等の客室にも設置されており、このクオリティーを自宅で体感できるのは、贅沢の極みと感じますね。