Case.36 良いものは残し、長く使う!
“上質な昭和の家”を平成風に再現

江戸川区 N様邸

建築形態
戸建て
担当店舗
行徳店

リフォームのポイント

N邸は築二十九年。RC構造と在来工法をミックスした堅牢な建物だ。しかしキッチンや洗面所は老朽化が目立ち、使い勝手にも不便さが感じられた。そこでキッチン・洗面所を最新機器に交換、併せてリビングと玄関も全面リフォームすることに。
N邸を見たプランナーは「歳月を経た建具や家具だけが醸し出す深い味わい」に心ひかれた。そこで考えたのが“既存のものを活用しつつ快適さも追求したリフォーム”だった。
即ち、手持ちの家具も建具も廃棄せず、雰囲気の決め手となる内装の選択基準をその家具に置いた。建具と木部は家具と同系色に塗装し直し、さらにカーペットからフローリングに変えた床も家具と同系の濃い茶色に。クロスは濃い茶色と相性の良いホワイトベージュで統一した。
そして玄関わきの壁には“ガラスブロック”を設置。「玄関を明るく」との希望を受けて考えたものだが、インテリアと採光の両面の効果が期待できる上、職人の手作業の温もりが上質な“昭和”を連想させる。
一方、機能の面では“平成”を満載。キッチンや洗面化粧台は最新の設備を備え、耐摩耗性・耐水性に優れた樹脂加工の床材はワックスも不要。リビングには床暖房も設置した。
最新の機能を備えつつ“昭和の上質な住宅”の価値も見事に再現した。